「奥様は、取り扱い注意 4話」ネタバレ 勇輝は菜美を一人占めしたいみたい
4話
(菜美の独り言)
中学に入り「不良」とはいえ私達がしていたことは,弱い者いじめをする奴を懲らしめたり痴漢を捕まえたり…このあと私はある機関の諜報員になるわけだが…その話はまた今度に。
今は普通の主婦で今日は“読書会”をしている
〈西條家リビング〉
オースティンの「高慢と偏見」
京子:ラストはハッピーエンドでよかったでーす(読んでいない適当な感想)
優里:男女関係の心理が描かれていたのが良かったです。焦らすに限る
菜美:弱い女は男に大切にされない。
そこへ悠人が小学校から帰宅。祐斗のかわいさに心がキュンとする主婦友達。
真純(悠斗の家庭教師)が現れ祐斗の家庭教師の時間。皆,解散。
〈伊佐山家〉
菜美のそろそろ子どもを…のところでジェンガが倒れ,聞こえてたような聞こえてないような…
(勇輝にはぐらかされる)
〈佐藤家の寝室〉
姑からの“子どもを作れ”攻めが最近厳しい様子。
京子:どうして携帯を切っている?
渉:お前を裏切るようなことをしていない。
〈大原家〉
啓吾の学芸会用の衣服を縫っている。嬉しそうに見つめる啓輔。
啓輔:もう一人作るか?
優里:私が働きたいって言ったから?私を家に縛りつけたい?
啓輔:君の姿を見ていたらそう思っただけ。
優里:啓吾の時もそうだったじゃない。
~~気まずい空気~~
西條美佐子:深夜に光雄(夫)がだれかと電話をしている。→美佐子を見ると突然電話を切る(明らかに浮気電話っぽい)。
〈翌朝〉
いつものように何気なく一日が過ぎていくはずだった…
学校へ出かける祐斗。そこへ黒のミニバンが現れ,あっという間に優斗は連れ去られる(誘拐事件発生)
西條家のインターホンを押す主婦友3人。
菜美:伊佐山です。
ごめんなさい。体調崩しちゃって今日は中止にしてもらえる?(インターホン越しに断られる読書会)
菜美:体調が悪いからってメールも回せない事?(もう1度インターホンを押す)何か困ったことがあるんですか?もしそうなら私達が助けます。
京子,優里:相当しんどいって感じでもないね。どうする?
鍵が空いている西條家の玄関。
3人:何かあったんですか?
美佐子:祐斗が 誘拐されたんです…(泣き崩れる‥‥)
(美佐子の説明)
買い物の為に家を出ようとした携帯がポストに入っていた。見てみると…
息子を誘拐した。明日の八時までに1億円を用意しろ。警察に通報したら息子は殺す。受け渡し場所はあとで連絡する。
私ひとりじゃ決められないから夫と相談しないと。
そこへ夫があわてた様子で帰ってくる。
3人は美佐子が心配で勝手に上がり込んでしまった,と説明。
光雄:心当たりのところには連絡はしたのか?お前が送迎していたらこんなことにならなかったのに…
そこへ犯人からメール。
「身代金の受け渡しまであと30時間。警察に連絡したら殺す。目隠しをされ泣きじゃくる祐斗の動画付。」
光雄:身代金を払って穏便に片付けよう。
片っ端から電話をして金を工面しようとおもう(と書斎にこもる光雄)
〈犯人宅〉
大塚秀人(柾木玲弥)→犯人の一人。大学生。どこかへ食事をもっていく。地下室。しばられた祐斗がいる。
大塚:大きい声出したら怒るからな。(食事(ホットケーキ)を渡す)おいしいか?
うなづく祐斗。
上階のリビングでは…
中丸:うまくいくかなあ?(父母が長期留守の間に悪さをしている学生達)借金払って残ったら貯金。
山岸:残していても仕方ないから卒業までにぱあ~っと使っちゃおう。
西條家でインターホンが鳴る。
家庭教師の真純。
真純:どうかしました?警察に通報した方がいいんじゃないでしょうか?
光雄:もう少しで1億円集まりそう。渡したら無事に返してくれるに違いない。
(家庭教師に現金をもってこさせる?美佐子の夫とこの女が怪しいなっていう菜美の表情)
京子:知り合いが犯人とか?
優里:見張っているなら私達のことも分かるはず。犯人からすればどう見ても警察には見えないから無視されている?
〈伊佐山家〉
今日は冷凍ピザ?
勇輝:何か話したいことがあるんだろ?
菜美:あなたにとって仕事って何?
勇輝:君との生活をよりよいものにしている。誰かに必要とされている。誰かに認められた時,この世界に自分が存在することが認められた気がするんだ。
菜美:誰かを喜ばせる才能があるのに使わないのは罪なことかな?
勇輝:そうかもね
菜美:今日,お泊りしてきてもいい?
〈西條宅〉
菜美:少し眠ったらどうですか?
美佐子:あの子が今どんな風に過ごしているのかを考えたら寝られない…(真純に)こんなことに巻き込んでごめんね。
(菜美が光雄に)お金はどうなりました?
光雄:あと少しだけど目途が立ちません。警察には通報しない。通報したって制限時間までに犯人は捕まえられない。
菜美:話したいことがあるんじゃないですか?いや,なんとなくそんな気がしたので…
階段ホールでメールを打つ真純。
祐斗を教えて1年半。あんなかわいい子をひどい目に合わせるなんて許せないわね。
と話しを振ってるみるが神妙な顔つきで相槌を打つ真純。
リビングのソファで眠落ちしてしまう美佐子。
翌朝10時 〈犯人宅〉
「どうしても1億は無理です。7000万でお願いします」とメールを送る光雄。
中丸:「かわいいわが子を値切るなんて・・・ちょっとかわいそうな映像送ったら全額くれるんじゃないの?」
大塚:「ちょっといじめてくるか」と地下室へ行った際に目隠しがずれて顔を見られる。
中丸:「どうする?」
〈西條家〉
真純:実家の母から電話といって席をはずす。「よっぽどのことが無い限り電話してこないでっていったでしょ?」
大塚:もし俺が捕まったらお前も破滅させる。
真純:時間がきたら身代金を受け取ってあんたらに渡す。7000万で手をうって。子どもは絶対に傷つけないで。
~~真純と大塚たちは仲間だった~~
(菜美の心の声)
犯人が見張っているのに外に出て平然と電話ができるなんてどういうことだろう。
光雄は金を払って穏便に終わらせる,と言っていた。真純は美佐子の事を少しの優越感の顔で見ている。つまり真純は光雄の愛人。そしてこの誘拐悲劇の犯人。別れ話のもつれで起こったこと。旦那はそれに気づいているけどお金で片付けようとしてる。ここで痴話話のもつれで起こったことなのに美佐子一人が心に傷を負っている。
このコ(真純)の顔には緊張があふれている。その証拠に瞳孔が開いている。間違いない,祐斗君に危険が迫っているのだ。
〈商店街の古いクリーニング店〉
小雪:生きてると思った。何の用?
菜美:急ぎなの。
クリーニング店の自宅に隠し部屋をもっている小雪。
菜美:指定した家の朝7時から7時半の監視カメラの映像を解析してほしい。
(小雪はハッカー?元諜報員の中では解析担当(デジタル)の様子)
ミニバンが写ってる。誘拐する様子もばっちり録画されている。ミニバンのナンバーは「品川 お 0821」。
〈(車のナンバーから割り出した)犯人宅前〉
菜美:私がばれたら今の生活を失うかもしれない。でも才能を使わないのは罪なことなんだ。
犯人たち:殺したら殺すまでのこと。
大塚:オレの顔見たよな?
祐斗:首を振る。
首を絞めようかと思ったがあまりに幼く,自分のしようとしていることに一瞬躊躇する大塚。
その時
菜美が庭から変質者を装って侵入!
中丸やられる。
次,花瓶をもって戦う。帽子で頭を引っ張り後頭部殴打で失神。
次,地下室にいる大塚。階段でバトル。失神。
(祐斗が地下室にいる間に3人を縄で縛っておく。菜美はその後近所の者を装って警察に通報→警察にその場を押さえてもらう。祐斗解放。)
〈西條家 玄関先〉
祐斗無事に帰宅…
美佐子と祐斗の鳴き声
うっとうしそうな顔で見る真純。
〈西條家リビング〉菜美の心の声
真純は光雄との子どもをおろしたショックから立ち直れずにやってしまった。
いつかこのコの傷ついた心と体が癒されますように。
美佐子は夫と別れることにした。立ち直ろうと必死になっている。
勇輝の音読「ちいさこべ」
♡この声を耳元で聞いていられるなら世界中が敵になっても問題ない♡
続く
【感想】
今回は諜報員としての実力が存分に発揮された回であった。美人家庭教師と浮気する夫や子どもを誘拐して1億だまし取ろうとする大学生,だまし取ったお金は自分の銀行に預けてほしいっていう跡取り息子,などお金持ちにはお金持ちの悩みがあって表向きはセレブを醸し出しているけどもしかしたら陰湿かもしれないと思った。読書会なんてみんなでするものなのか?と疑問に思ったけど,上流家庭では時間にゆとりがあるからこそそういうお付き合いも必要なんだなあ。そんなお付き合いを半強制的に参加させられるのもちょっとかわいそうかも。