愛したって秘密はある 第9話「全ての元凶は立花だった。爽は黎の秘密を受け入れることができるのか。」

晶子は死体遺棄容疑で逮捕されました。

黎と爽を結婚させるために自首したはずですが、

立花に爽と別れろと言われた黎は

「そうするしかない」と覚悟を決め、爽に別れを告げます。

 


黎の家には報道陣が押しかけて来ましたが、虎太郎が追い返します。

以前、爽の誘拐事件が露見した際に、加害者の味方をする黎を責めてひどい事を言ったと謝りに来たのでした。虎太郎は黎の結婚指輪をポケットに入れていたようですが、悩みながらも返せませんでした。指輪も果凛の戸籍謄本の時と同じで、誰かから送られて来たものでした。

 

 

奥森の日記は晶子が燃やしたはずでしたが、実はコピーがありました。

夜、香坂の事務所で日記のコピーを封筒に入れ、

爽のデスクに誰かがこっそり置きます。

その姿は香坂のようでした。

 

翌朝、出勤した爽は封筒に気づき、中の日記を読みます。

内容は、風見の父の汚職疑惑の取り調べに関する事でした。

立花は風見の父の側近であった奥森にも取り調べをしていたのです。

繰り返される高圧的で拷問のような取り調べに耐えられなくなった奥森は、晶子に手をあげるようになっていったのです。

立花は、自分の取り調べから逃げるために奥森が失踪したと思っていたようです。しかし奥森が実は殺害されており、晶子が自首した事を知って動揺していました。

爽は日記のコピーを黎に渡すよう虎太郎に頼み、立花の元に向かいます。全てを話してほしいと。

 

立花は黎が父親の復讐のために爽に近づいたのだと懸念していたようでした。しかし爽は「黎はそんなことしない」と怒ります。

立花のせいで黎の家族が不幸になったのだと糾弾しました。

 

 

その夜、風見が立花の前に姿を現しました。

父が冤罪だったと知っていたのか、確かめるためです。

立花は「どっちでもよかった」と答えました。

代議士の前園を検挙するためには手段を選ばないという方針だったようです。

怒った風見はナイフを手に立花に向かって行きます。

そこへ立花をかばうように出て来た暁人。

立花は驚いてとっさに暁人を守ろうとし、背中を刺されてしまいます。

慌てて救急車を呼ぼうとする暁人の手を止め、笑顔を見せる立花。

そのまま意識を失いました。

 

 

同じ頃、虎太朗から渡された日記を読んだ黎は、父の苦しみを知って呆然としていました。「父さんは殺されて当然の悪人じゃなかった」と。
そこへ爽がやって来て、立花のした事を謝りました。

頭を下げる爽に、黎は「昔、香坂先生がよく言ってたの覚えてる?100の嘘もひとつの真実には叶わないって」と話を始めます。

それでも1000でも2000でも嘘を重ねるつもりだった。爽と一緒にいるために。黎はそう思っていました。

 

そして言ったのです。「俺なんだ。父さん、俺が殺した」
ついに爽に本当の事を打ち明けた黎。爽は受け入れることができるのでしょうか。次週に続きます。